こんにちは!新学期が始まって、新しいクラスや友達にドキドキワクワクしている中学生のみんな、元気にしてるかな?
ポカポカ陽気が気持ちいい4月。桜が咲いたり、新しい生活がスタートしたり、なんだか特別な季節だよね。そんな新鮮な気持ちを、日本の短い詩「俳句」にしてみない?
「え、俳句?なんか難しそう…」「宿題で出たけど、どうやって作ればいいの?」
うんうん、わかるわかる。でもね、俳句って実はとっても自由で、キミの感じた「!」を表現するのにピッタリなんだ。この記事では、4月の俳句を中学生のみんなが楽しく作れるように、基本のルールから、すぐに使える季語、そして「中学生らしい」面白い俳句を作るコツまで、ぜーんぶ教えちゃうよ!
この記事を読めば、国語の宿題はもちろん、普段の生活の中で「あ、これ俳句にできそう!」ってアンテナが立つようになるはず。さあ、一緒に4月の俳句の世界を探検しよう!
そもそも俳句って何? 基本の「キ」を知ろう!
まずは基本から。「俳句」って言葉は聞いたことあるけど、詳しくは知らない…って人もいるかもしれないね。全然だいじょうぶ! ここでサクッと確認しちゃおう。
たった17音の魔法!「五七五」のリズム(簡単な俳句)
俳句の一番大きな特徴は、なんといっても「五・七・五」の十七音でできていること。
例えば、
「古池や 蛙飛び込む 水の音」(ふるいけや かわずとびこむ みずのおと)
これは、有名な松尾芭蕉(まつおばしょう)っていう人が作った俳句だけど、指で数えてみて。「ふ・る・い・け・や」(5音)、「か・わ・ず・と・び・こ・む」(7音)、「み・ず・の・お・と」(5音)。ほらね、ちゃんと五七五になってるでしょ?
この短いリズムが、俳句の面白さのヒミツなんだ。たった十七音の中に、見た景色や感じた気持ちをギュッと詰め込む。まるで言葉のパズルみたいで、うまくハマると「やった!」って嬉しくなるよ。最初は難しく考えず、この「五七五」のリズムを意識することから始めてみよう。これが簡単な俳句作りの第一歩だよ。
季節を彩るキーワード「季語」ってなあに?(季語)
俳句のもう一つの大切なルールが「季語(きご)」を入れること。
季語っていうのは、その俳句がいつの季節(春・夏・秋・冬・新年)のことを詠んでいるのかを示すキーワードのことなんだ。例えば、「桜」や「梅」なら春、「花火」や「かき氷」なら夏、「紅葉(もみじ)」や「月」なら秋、「雪」や「こたつ」なら冬、といった感じ。
なんで季語が必要かというと、たった十七音しかない俳句に、季節感を加えることで、情景や雰囲気がグッと豊かになるから。例えば、「桜咲く」と聞けば、みんな頭の中に春の暖かくて華やかな風景が浮かぶよね? 季語には、そんなふうに一言で季節のイメージを伝えるパワーがあるんだ。
4月の俳句を作るなら、もちろん春の季語を使うのが基本。どんな季語があるかは、後でたっぷり紹介するから楽しみにしててね! 季語を知れば、俳句作りがもっと楽しくなるよ。
俳句は意外と自由で面白い!(面白い)
「五七五」とか「季語」とか聞くと、なんだかルールに縛られて堅苦しいイメージがあるかもしれないけど、実は俳句ってすごく自由なんだ。
学校のこと、部活のこと、友達とのこと、家族とのこと、好きなこと、ちょっとムカついたこと(笑)。キミが日常で感じたことなら、なんでも俳句のテーマになる。特別な出来事じゃなくても、帰り道で見つけた小さな花のこと、新しい教科書の匂い、給食のメニューのことだって、立派な俳句のタネになるんだよ。
特に中学生の時期は、毎日が新しい発見や感情でいっぱいなはず。そのキラキラした瞬間や、ちょっと笑える出来事を、五七五の言葉に乗せてみる。これが面白い俳句を作るコツ。思ったことを素直に表現すれば、きっとキミだけの素敵な一句が生まれるよ!
中学生のための4月の季語 大集合!【4月 俳句 中学生向け季語リスト】
さあ、いよいよ俳句作りに欠かせない「季語」を見ていこう! ここでは、4月の俳句にピッタリな季語を、中学生のみんながイメージしやすいようにカテゴリー別に紹介するよ。
春爛漫! 自然を感じる季語(季語、桜、など)
4月といえば、やっぱり春本番! 自然が一番キラキラ輝く季節だよね。
- 桜(さくら)、花(はな): 春の代表選手!満開の桜はもちろん、散り際の桜吹雪(さくらふぶき)や、葉桜(はざくら)も季語だよ。「花」だけで桜を指すこともあるんだ。
- 例:満開の 桜の下で はいチーズ
- 例:花吹雪 教室の窓 舞い込んだ
- 春(はる)、春の~: 「春風(はるかぜ)」「春の雨(はるのあめ)」「春の宵(はるのよい)」「春眠(しゅんみん=春の眠気)」など、「春」がつく言葉もたくさん。
- 例:春風や 自転車ぐんと 軽くなる
- 例:春眠し 授業のチャイム 遠くに
- 菜の花(なのはな)、たんぽぽ: 黄色い花が春の野原を彩るね。見ているだけで元気が出そう!
- 例:菜の花や 線路の脇に 続く道
- 例:たんぽぽの 綿毛ふわふわ 旅に出る
- 蝶(ちょう)、燕(つばめ)、蛙(かえる): 春になって活動を始める生き物たち。
- 例:ひらひらと 蝶が横切る 通学路
- 例:燕来て 軒先賑やかに なったよ
- 例:雨上がり 蛙の声が 聞こえ出す
- 朧月(おぼろづき): 春の夜にかすんで見える月のこと。なんだか幻想的。
- 例:朧月 見上げて思う 明日のこと
- 花冷え(はなびえ): 桜が咲く頃に、一時的に寒さが戻ること。
- 例:花冷えや ブレザーの前 閉めなおす
季語を知っていると、道端の景色や天気にも「あ、これ季語だ!」って気づけるようになって楽しいよ。
ドキドキとワクワク!「新学期」関連の季語(新学期、季語)
4月はなんといっても新学期のスタート! 学校生活に関する季語もたくさんあるんだ。
- 入学式(にゅうがくしき)、進級(しんきゅう): 新しいステージへの第一歩。ドキドキするよね。
- 例:入学式 名前呼ばれて ちょっと照れ
- 例:進級し 知らない顔ぶれ 探してる
- クラス替え(くらすがえ): 仲良しの友達と一緒になれたかな? 新しい出会いも楽しみ!
- 例:クラス替え 掲示板の前 人だかり
- 例:まだ慣れぬ 隣の席と 春の風
- 新しい教科書(あたらしいきょうかしょ)、学用品(がくようひん): ピカピカの教科書やノートって、なんだかやる気が出る!
- 例:新学期の 教科書のインク 匂い立つ
- 例:真新しい ノートの白さ 春の色
- 新入生(しんにゅうせい)、上級生(じょうきゅうせい): 立場が変わるのもこの季節ならでは。
- 例:新入生 ちょっと緊張 歩いてる
- 例:上級生 なんだか急に 大人びて
- 学年始め(がくねんはじめ): 新しい年度のスタート!
- 例:学年始め 目標決めて 春うらら
新学期の新鮮な気持ちや、ちょっとした不安も、俳句にしてみると良い記念になるかもね。季語を意識して、4月の学校生活を切り取ってみよう。
毎日の発見! ちょっと意外な「4月」の季語(季語、中学生らしい)
自然や学校以外にも、4月を表す季語があるんだ。中学生らしい視点で見つけるのも面白いよ。
- 花祭り(はなまつり): 4月8日のお釈迦様の誕生を祝う行事。「灌仏会(かんぶつえ)」とも言うよ。甘茶(あまちゃ)を飲んだりするね。
- 例:花祭り 甘茶をそっと いただいて
- エイプリルフール: 4月1日。楽しい嘘をついてもいい日!
- 例:エイプリルフール 見事にだまされ 大笑い
- 春休み明け(はるやすみあけ): 長い休みが終わって、ちょっと体がなまってるかも?
- 例:春休み明け 目覚まし時計 鳴り響く
- 衣替え(ころもがえ): 冬服から春服へチェンジ!最近は時期がずれることもあるけど、暦の上では春の季語。
- 例:衣替え 制服軽やか 春うらら
- 潮干狩り(しおひがり): 春の干潮時に貝を採りに行くレジャー。
- 例:潮干狩り 夢中で掘って 泥まみれ
- 木の芽(このめ): 木々が芽吹く様子。生命力を感じるね。
- 例:ぐんぐんと 木の芽伸びゆく 青い空
日常の中にも、季語は隠れているんだ。テレビのニュースやカレンダーを見て、「へぇ、これも季語なんだ!」って発見するのも楽しいよ。
さあ実践! 中学生らしい4月の俳句を作ってみよう【4月 俳句 中学生向け作り方講座】

季語も覚えたし、いよいよ俳句作りに挑戦! 「でも、やっぱり難しそう…」って思ってるキミ、大丈夫だって! ここでは、中学生が気軽に4月の俳句を作るためのステップとコツを紹介するよ。
身の回りの「!」を見つけよう(中学生らしい、面白い)
俳句のタネは、特別な場所じゃなくて、キミのすぐそばに転がっているんだ。
- 通学路: いつも通る道でも、季節が変わると景色が違うはず。咲いている花、空の色、風の匂い、すれ違う人… 何か発見はないかな?
- 教室: 窓から見える景色、友達との会話、授業中のふとした瞬間、配られたプリントの文字。
- 部活: 練習中の汗、仲間との声、試合の緊張感、新しい後輩。
- 家での時間: 家族との会話、自分の部屋、窓の外の景色、ペットの様子。
- 自分の気持ち: 新学期のワクワク、ちょっとした不安、友達と笑ったこと、宿題が終わらない焦り(笑)。
大切なのは、中学生らしい素直な視点。「きれいだな」「面白いな」「へんだな」「嬉しいな」「ちょっとイヤだな」… そんな風に心が動いた瞬間をキャッチするアンテナを立ててみて。その「!」こそが、キミだけのオリジナル俳句の始まりなんだ。難しく考えず、面白いと感じたことをメモしておくだけでもOK!
季語を入れて五七五! 簡単な俳句作成ステップ(簡単な俳句、季語)
心が動いた瞬間を見つけたら、いよいよ五七五の形にしてみよう! 簡単な俳句作成の3ステップを紹介するね。
- ステップ1:情景や気持ちを言葉にする(箇条書きでOK)
まずは、俳句にしたい場面や気持ちを、思いつくまま言葉にしてみよう。五七五じゃなくていいし、箇条書きで全然OK。
例:「桜が満開できれい」「友達とクラスが離れて寂しい」「新しい教科書、いい匂い」「部活の朝練、眠いけど頑張るぞ」「春休みの宿題、まだ終わってない!」 - ステップ2:使いたい季語を選ぶ
ステップ1で書き出した言葉の中から、俳句の中心にしたいものを選んで、それに合う季語を探してみよう。上で紹介した季語リストが役立つはず。
例:「桜が満開」→ 季語「桜」「花」
例:「クラスが離れて寂しい」→ 季語「クラス替え」「春愁(しゅんしゅう=春の物憂げな気分)」
例:「新しい教科書」→ 季語「新学期」「教科書」
例:「朝練眠い」→ 季語「春眠」
例:「宿題終わらない」→ 季語「春休み明け」?(ちょっと工夫が必要かも) - ステップ3:五七五のリズムに当てはめてみる
選んだ季語と、表現したい情景や気持ちを組み合わせて、五七五のリズムになるように言葉を組み立ててみよう! ここが一番の腕の見せ所であり、面白いところ。
例:「桜」を使う場合 → 「満開の 桜の下で 笑い声」「桜咲く 校庭はしる 一年生」
例:「クラス替え」を使う場合 → 「クラス替え 祈る気持ちで 紙を見る」「教室へ 知らない顔と 春の風」
例:「教科書」を使う場合 → 「インク香る 教科書ひらく 新学期」
例:「春眠」を使う場合 → 「春眠し あくびうつった 授業中」
例:「春休み明け」と「宿題」 → 「春休み明け 迫る提出 終わらぬ課題(字余り!調整が必要)」→ 「春休み明け 宿題の山 見上げてる」
最初はうまく五七五に収まらないかもしれないけど、言葉を入れ替えたり、表現を変えたり、ちょっと省略したりしながら、一番しっくりくる形を探してみて。パズルみたいで楽しいよ! 字足らず(十七音より少ない)や字余り(十七音より多い)も、絶対ダメってわけじゃないから、まずは作ってみることが大事。
宿題もバッチリ! オリジナル俳句を作るコツ(宿題、中学生らしい)
せっかく作るなら、宿題で提出するだけじゃもったいない! キミだけのオリジナルな一句を目指そう。
- 視点をちょっと変えてみる: みんなが思いつくようなこと(例:「桜がきれい」)をそのまま詠むんじゃなくて、少し違う角度から見てみよう。「桜の”影”」に注目するとか、「散った花びら」の気持ちになってみるとか。
- 五感をフル活用: 見た景色(視覚)だけでなく、聞こえる音(聴覚)、花の匂い(嗅覚)、風の感触(触覚)、食べたもの(味覚)も俳句のヒントになるよ。
- 自分の言葉を使う: 難しい言葉を使おうとしなくてOK。いつものキミが使っている言葉で、素直な気持ちを表現するのが一番中学生らしいし、心に響く俳句になるよ。
- ちょっとユーモアをプラス: 日常の「あるある」や、クスッと笑える瞬間を俳句にするのも面白い! 「春眠し 弁当食べた 記憶なし」みたいにね。
- 「句会(くかい)」をしてみる: 友達と作った俳句を見せ合って、感想を言い合うのも楽しいよ。他の人の俳句から刺激を受けたり、自分の俳句の意外な良さに気づいたりするかも。
俳句作りは、国語の勉強っていうだけじゃなくて、キミの世界を豊かにしてくれる活動なんだ。宿題だから…って考えずに、楽しんで取り組んでみてね!
【保存版】中学生の4月の俳句 作品例どどーんと紹介!【4月 俳句 中学生作品集】
「作り方はわかったけど、具体的にどんな俳句があるの?」
うんうん、やっぱり例が見たいよね! ここでは、中学生が4月をテーマに作った俳句の例を、テーマ別にたくさん紹介するよ。キミの俳句作りのヒントにしてね。
春の風景を詠む(季語、簡単な俳句)
まずは、4月の美しい自然や風景をテーマにした俳句から。季語を意識しながら、情景を思い浮かべてみて。簡単な俳句でも、気持ちは伝わるよ。
- 満開の 桜の下で 約束す
- 春の雨 校庭しんと 濡れている
- たんぽぽや 自転車置き場 すみっこに
- 帰り道 蝶々追いかけ 遠回り
- 朧月 部活疲れの 肩に乗る
- 花冷えに 思わず重ねた カーディガン
- 菜の花の 黄色まぶしい 河川敷
- 新緑(しんりょく)が 目に鮮やかな 帰り道 (※新緑は初夏の季語だけど、4月下旬の感覚ならOKとされることも)
- 芽吹く木の 枝の先っぽ 光ってる
- 春風に スカートふわり 踊り出す
新学期の気持ちを俳句に(新学期、中学生らしい)
新学期ならではのドキドキやワクワク、ちょっとした不安。そんな中学生らしい気持ちを俳句にしてみよう。
- クラス替え 知ってる名前 探してる
- 入学式 スーツ姿の 父と母
- 新しい 教科書めくる 指先に
- 進級し 少し背伸びの 朝電車
- 友達と 同じクラスだ ハイタッチ
- 新入生 見かけ緊張 ほぐしたい
- 春休み 気分抜けずに 席に着く
- 初めての 部活見学 ドキドキす
- 廊下にて 知らない先輩 すれ違う
- 頑張るぞ 心で誓う 学年始め
ちょっと笑える? 面白い俳句(面白い、宿題)
日常の「あるある」や、ちょっとした失敗談も、俳句にすると面白い! 宿題の悩みも、笑いに変えちゃおう?
- 春眠し アラーム三度 聞き逃す
- エイプリルフール 先生までも 嘘をつく
- 衣替え 去年のズボン きつすぎる
- 花粉症 ティッシュ手放せぬ 授業中
- 春休み明け 宿題の山 夢に見る
- 席替えで 好きなあの子と 離れたり
- お弁当 開けば彩り 春爛漫
- 蛙のゲコゲコが 眠気を誘う 夜更かし
- 満開の 桜より団子 買いに行く
- 新学期 早速忘れ物 をしたり
どうかな? 「あ、これわかる!」って俳句もあったんじゃない? 4月の俳句、中学生のキミなら、もっともっと素敵な一句が作れるはずだよ!
もっと俳句が楽しくなる!ステップアップのヒント【4月 俳句 中学生からの挑戦】
基本的な俳句の作り方がわかったら、もうちょっとだけステップアップしてみない? ここでは、キミの俳句をさらにレベルアップさせるためのヒントを紹介するよ。4月の俳句作りが、中学生のキミにとって、もっと奥深い楽しみになるはず!
俳句の「切れ字」ってなんだろう?(簡単な俳句からの発展)
俳句を読んでいると、「~や」「~かな」「~けり」といった言葉で終わっていることがあるよね。これを「切れ字(きれじ)」って言うんだ。簡単な俳句から一歩進んで、この切れ字を使ってみよう。
切れ字は、俳句の中で意味やリズムの区切りをつけて、詠み手の感動や余韻(よいん)を強調する働きがあるんだ。
- 「や」: 文の途中や最初について、詠嘆(!)を表したり、そこで一旦区切って、後に続く言葉との対比を際立たせたりする。
- 例:古池や 蛙飛び込む 水の音 (古池だなあ。そこで蛙が飛び込んだ音がする…)
- 例:春風や 強気で押す ペダルの音
- 「かな」: 文の終わりに付いて、「~だなあ」という深い感動や詠嘆を表す。
- 例:梅一輪 一輪ほどの 暖かさかな (梅が一輪咲くごとに、少しずつ暖かくなるんだなあ…)
- 例:友と見る 桜並木は 夢かな
- 「けり」: 文の終わりに付いて、「~だったなあ」と過去の出来事や発見に気づいた感動を表す。
- 例:柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺けり (柿を食べていたら、法隆寺の鐘が鳴ったなあ…)
- 例:新しい クラスにもう 慣れたけり
切れ字を絶対に使わないといけないわけじゃないけど、うまく使うと俳句がグッと引き締まって、感動が伝わりやすくなるよ。最初は「かな」あたりから試してみるのがおすすめ!
表現を豊かにするテクニック(中学生らしい、面白い)
言葉の表現をちょっと工夫するだけで、俳句はもっと生き生きとしてくるんだ。難しく考えずに、中学生らしい発想で試してみて!
- 比喩(ひゆ): 何かを別のものに「たとえる」こと。「~のようだ」「まるで~みたい」といった形。
- 例:桜散る まるでピンクの 雪のよう
- 例:春風は いたずら好きの 子どものよう
- 擬人化(ぎじんか): 人間じゃないものを、まるで人間みたいに表現すること。
- 例:たんぽぽが お日様に向かい 笑ってる
- 例:教科書が 「早く開けて」と 待っている (ちょっと面白い?)
- 体言止め(たいげんどめ): 俳句の最後を名詞(物の名前など)で終わらせること。余韻が残りやすくなる。
- 例:クラス替え ドキドキ止まらぬ 掲示板
- 例:春の宵 窓に映った 自分の顔
- 音や動きを入れる: 「サラサラ」「ドキドキ」「ふわふわ」みたいなオノマトペ(擬音語・擬態語)を入れたり、動きを表す言葉を入れたりすると、俳句が具体的で生き生きするよ。
- 例:春風に プリントひらひら 飛んでいく
- 例:ドキドキと 新しいドア ノックする
これらのテクニックは、あくまで俳句を面白くするためのスパイス。使いすぎるとわざとらしくなっちゃうこともあるから、自分の気持ちにしっくりくる表現を探してみてね。
図書館やインターネットで名句を探してみよう(季語、宿題)
もっと色々な俳句に触れてみたいと思ったら、ぜひ有名な俳人の句を探してみよう。図書館には俳句の本がたくさんあるし、インターネットでも検索すればたくさんの名句に出会えるよ。
- 松尾芭蕉(まつおばしょう): 「おくのほそ道」で有名。「古池や~」の句も芭蕉だよ。
- 与謝蕪村(よさぶそん): 絵画のような美しい情景描写が得意。「菜の花や 月は東に 日は西に」など。
- 小林一茶(こばやしいっさ): スズメやカエルなど、小さな生き物への優しい視線が特徴。「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」など。
- 正岡子規(まさおかしき): 俳句を近代的な文学として発展させた人。「柿食へば~」の句も子規だよ。
色々な俳人の句を読むと、「こんな季語の使い方があるんだ!」「こんな表現、面白い!」って新しい発見がたくさんあるはず。好きな俳句を見つけたり、お気に入りの俳人を見つけたりするのも楽しいよ。宿題でどんな俳句を作ろうか迷った時にも、きっとヒントになるはず。
まとめ:4月の俳句作り、もっと楽しんじゃおう!
さあ、4月の俳句について、基本から作り方、季語、そしてステップアップのヒントまで、たっぷり紹介してきたけど、どうだったかな?
「俳句って、意外と簡単かも!」「ちょっと作ってみたくなった!」って思ってくれたら、すごく嬉しいな。
俳句は、五七五の短い言葉だけど、そこにはキミが見た景色、感じた気持ち、新学期のドキドキ、中学生らしい発見、ちょっと面白い出来事、そして季語が運ぶ季節の匂いを、ギュッと詰め込むことができるんだ。
難しく考えないで、まずは身の回りの「!」を見つけることから始めてみよう。そして、それを五七五のリズムに乗せてみる。上手い下手は気にしないで、キミだけの言葉で表現することが一番大切。宿題だからってイヤイヤやるんじゃなくて、言葉のパズルを楽しむみたいに、ゲーム感覚でチャレンジしてみてほしいな。
4月の俳句作りを通して、中学生のキミの毎日が、もっと彩り豊かになりますように! どんどん俳句を作って、友達や家族にも見せてみてね! きっと素敵な一句が生まれるはずだよ。
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